県議会は九日、地方分権推進委員会専門委員などを務めた東京大学名誉教授の大森彌千葉大学法経学部教授を議事堂講堂に招き、「二元代表制と今後の議会のあり方」と題する講演を聞いた。県議をはじめ、市町村議ら約二百人が出席し、「三重県議会は(全国の)先駆者」「議会の主役は議員」などの話のほか、平成十七年度から合併新法が施行されるとした同教授の見通しに聞き入った。
大森教授は、先の地方制度調査会の答申で地方議会の活性化という項目が入ったことを取り上げ、従来の国の考えは地方議会を正統に位置づけていなかっただけに「画期的だった」と述べた。
続いて、地方政治は国政と違って、首長、議員は同じ住民から選ばれるため、対等の立場にあるとする持論の二元代表制を説明。三重県議会のパンフレットを示し、「二元代表制が分かっていなければ、こんなことは書けない。三重県議会については何も申し上げることはない。問題は市町村議会だが、県議会を見習ってください」と語った。
2004/02/10、伊勢新聞