佐賀市議会は新年度から議会出席で支給される費用弁償(旅費)を廃止し、海外視察や個人の視察研修も中止する。厳しい財政事情を受け、議員も「痛みを分かち合う」と踏み切る。総額約二千万円の経費節減となる。関連の条例改正案を三月議会に提案する。費用弁償の廃止は県内七市で初めて。
費用弁償は議員報酬(月額五十五万九千円)とは別に、本会議や常任委員会などに出席した際、一日一人当たり四千七百円を支給。〇三年度は総額約一千万円に上り、〇四年度は約八百四十万円を見込んでいた。
海外視察の旅費三百万円(一人百万円)と議員の個人視察研修費(一人二十万円)六百八十万円は当面凍結する。また、議会だより編集委員会の視察(九十万円)を廃止、議長・議会交際費も百万円減の八十万円にした。
同市議会は議員報酬とは別に支給される各種委員会報酬を二〇〇〇年度から返上、費用弁償についても見直しを検討していた。さらに執行部が「三位一体改革」の影響などから議会側に経費削減の協力を求めていた。
藤田龍之議長は「無駄遣いをしているとは思わないが、社会情勢を踏まえて削った」と話す。費用弁償制度をめぐっては市民オンブズマン連絡会議・佐賀が県議会に対し廃止を要望している。
佐賀新聞、平成16年2月25日
投稿者 聞きかじり : 2004年02月25日 00:00