私への懲罰?
(昨日からの続き)
午後一人目の菅良二議員の時間が終わり、10分間の休憩のため、控室に戻った。それが、15分経っても20分経っても始まりのブザーが鳴らないのだ。
「阿部議員の発言で、議会運営委員会が開かれて、懲罰問題が話し合われているらしいですよ」との話が入ってきた。
ヘエ?と思って40分くらい待っていると、突然、ドカドカと人がたくさん入ってきた。高門議運委員長、田中タカ子副委員長、そして私も入っているグループのオブザーバー、今井議員の3人と、大勢のマスコミの人たち。カメラも2台(たぶん)入ってきた。
そこで、高門議員から用件が話された。一つは、「通告どおりの質問をしなかったことについてどう思うか」私「ハイ、先ほど議場で言いましたように、再質問時間についての認識を間違えたこともあって、質問を残したことについては、お詫びします」と答えた。
高門委員長は、「開かれていた『議運』では、あなたが、会議録の「改ざん」があったと言ったことで、そのままにしおくと、愛媛県議会の会議録が全て真実ではないように県民に思われてしまう。会議録署名者も間違えて署名したということになる。ですから、これから始まる本会議の席上で、謝罪した上で、ご自分の発言と会議録から削除するよう求めますが、いかがですか?」と言われた。
私は言った。「私は間違ったことは言っていませんので、謝罪も取り消しもお断りします」。委員長は「ハイ、わかりました」と席を立たれた。
委員長もお気の毒なことだ。たぶん議運で、何人もから強い突き上げがあったのだろう。
今井議員は、少しの間部屋に残られて、「ごめんなさいね。私はオブザーバー参加なので、決定権がなくて、意見が通らないのよ」と言われた。私は、「よくわかっています。いつもご迷惑をおかけしてすみません」とお詫びした。
理事者をかばう議会
それからまたまた40分くらい、ブザーは鳴らない。何を話しているのだろうか。だけど私は、謝罪することは何もしていない。
しかし、どうなんだろう。議会とは、行政を監視する機関である。議運で問題にしなくてはならないことは、今日のような、不誠実で時間が過ぎればいい、というような、情けない答弁についてではないのか。議運は、議会の役割を忘れ、ひたすら理事者の立場に立って、理事者を追及しようとする議員を問題にしている。理事者側が議会を軽視するはずだ。何を言っても議員が「身内」になってかばってくれるのだから。これは議会のあるべき姿ではないと思う。
本会議1時間30分の中断
結局、私への「懲罰」をどうするかをめぐって、本会議が1時間30分も中断されてしまった。アーア!こりゃあ大変なことになった。でも、私はこれ以上どうすればいいのだろうか。
2時から始まるはずの、午後2人目の竹田議員の質問は、3時半から開始された。
本会議が終わって部屋に帰ると、スタッフの小倉さんと高橋さんが駆けつけてくださっていた。2人の顔を見ただけで心強い。さっきまでの涙はもう乾いている。
小倉さんから、「問題の去年の日々便りを見たら、教育長は『そのような教師はいないので、アンケートはとらない』と答えたと書いています。もし、教育長が言うように、『それほどはいない』と言ったにしても、それはそれで問題ですよ」と指摘がある。そのうち、1人に記者が、議会運営委員会を聞いていましたが、「阿部議員が、会議録をねつ造したと言った、という前提でねつ造の言葉が飛び交っていましたけど、阿部さんは、この件で「ねつ造」という言葉、使いましたか?ボクは聞いていないけど、ここははっきりしておくべきでしょう」と言いに来てくれた。
また、1人の記者は、「ボクはあの委員会を傍聴しましたけど、『セクハラ教師は1人もいない』と確かに聞きました。これは後で問題になるゾと思ったので、よく覚えていますよ」と言いに来てくれた。
テープ録音
私は、風邪がぶり返して、とても疲れていた。頭が混乱してきた。しかし、と考えた。
今日、本会議を中断して話し合われた1時間半は、私のことが議題であったことは確か。それならば、私がずっと主張してきて、ようやく最近録音することになったテープを聞かせてもらおうと思いついた。
それで、議事課に申し込みに行くと、「その場にいなかった人はテープを聞く資格がないことになっている」という。聞かせてもらえないんだ!「なぜ?私のことが議題なのに?どうして?」と職員に聞くが、「これは議会のみなさんが作られたものですから、私らにそう言われても・・・」と言う。そりゃそうだ。「それでは、録音テープに関する規則がどうなっているのか資料をください」と言って、もらったのが、「愛媛県議会会議録調整用録音テープ等取扱要領」という、長たらしいものである。
読んでみると、「録音テープは、会議録調整の補助手段」と位置づけ、議長、副議長以外の議員は、出席した委員会のテープしか聞けない」としている。また、会議録が作成されたら、テープは「直ちに書記が消去する」としている。
なんだ、こりゃ?こんなんなら、テープをとったと言っても、今までと変わらないじゃない。例えば、今日の私の問題のような時、テープを聞けば済むことになのに、「言った」「言わない」をくり返すことになる。また、今日のように、私が議題の主役なのに、その私はテープが聞けないのだ。
しかし、なぜそんなに早くテープを消してしまわなければならないのか。テープを残しておいて、何かまずいことでもあるのか。
これでは、署名者以外は会議録が正しく作られているかどうか、わからないではないか。確かめる術がない。
テープ録音をすることが決まったころ、もう一つのことが決まったことを思い出した。
今までは、慣例で署名者は与党野党1人ずつとなっており、私は毎回署名者になっていたのだ。そして、事実と違う記述について、何回も申し入れを行ってきた。一度は、どうしても訂正しないので、署名を拒否した会議録もあった。
しかし、テープの録音が始まってからは、私が署名者になる回数がずっと減ってしまった。チェックができないのだ。これでは、何のための録音か。録音は残しておいて、今回のような問題があった時に確認することに意味があるのではないか。
風雲児
3月9日(一昨日)の私の一般質問のことを、昨日から延々と書いている。
考えれば考えるほど、おかしなことばかり。一昨日、私はある人に、「私は愛媛県議会の問題児ね」と言うと、「いや、風雲児でしょ」と言って笑った。私「いつまでも未熟で、再質問だってもっとうまくやれてもいいのにね。もう5年目なんだから」と言うと、「イヤ、阿部さんはそれがいいんじゃないですか。うまくやることを優先するようになったら、アチラのペースにハマリますよ。今日、充分迫力がありましたよ」とも言ってくれた。ちょっとうれしかった。
私としては、反省点も残しているが、次の活動に活かしていこうと思う。
昨日今日と、家にいる。私が所属していない委員会が開催されていて、傍聴したかったのだけれど、ちょっと熱っぽく、咳もかなり出るし、疲労感が抜けない。とうとう風邪を長引かせることになった。
明日の私が所属する文教委員会を休むわけにはいかないので、家で温まって休んでいる。スタッフの人たちが揃えてくれた、教育関連の新聞記事の切り抜きを読みながら、明日に備えている。