県議会、懲罰委設置決める2004年03月24日

県議会、懲罰委設置決める 山田氏(共産)刑事記録引用で

 徳島県議会二月定例会は二十三日午前十一時三十八分、本会議を再開し、元知事汚職事件の刑事記録を代表質問で引用するなどし議会の品位を失墜させたとして、自民系二会派の六人が提出した山田豊(共産)豊岡和美(県民ネット)の両氏に対する懲罰動議の審議に入った。まず山田氏の動議について審議し、懲罰委員会の設置が決まった。懲罰委員会の設置は一九八五年二月定例会以来、十九年ぶり。

 竹内資浩氏(自民県民会議)が提案者説明に立ち「(山田氏の)一連の発言は、個人を特定でき、その人のプライバシー、人権にとって大変な問題だ」と強調。その上で「検察の調書は裁判に至る過程のものであり、その刑事記録を手に入れたからといって何でもありの発言をしていいものか」と述べた。

 これに対し、古田美知代氏(共産)が質疑で「懲罰動議は汚職構造の解明にふたをしようとするもの。代表質問に当たり東京地検に何度も問い合わせ、プライバシーを考慮する必要はあるが、刑事記録の引用は構わないと確認している」と反論した。

 山田氏は「公人たる元出納長が公的な行為の中で違法なことをしていたことが刑事記録から明らかになったのだから、議会の場で再発防止のために厳正な調査、対処を求めることは議員としての最低限の責務。懲罰動議は言いがかり以外の何ものでもない」と弁明した。

 この後、起立採決した結果、賛成多数で懲罰委員会の設置が決まった。委員会で懲罰内容を協議し、本会議で採決する。

 山田氏は四日の代表質問で「元出納長は文学書道館の工事公告書を入札前に(元知事の)後援会事務所長に渡したと供述している」と述べたほか、建設業者の供述内容などを明らかにした。

 また開会に先立ち、吉田益子氏(県民ネット)が昨年十二月の山川町議選の候補者四人に各一万円を渡し、公選法違反容疑で徳島地検に書類送検されたことを陳謝した。  
徳島新聞、3月23日

投稿者 聞きかじり : 2004年03月24日 00:00
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