徹夜県議会、審議16時間 議員は疲れた表情で議場後に
議案審議が二十四日未明までずれ込んだ徳島県議会二月定例会。懲罰をめぐって与野党が激しく対立した二十三日とは異なり、日付が変わってからは淡々と議事が進んだ。それでも閉会したのは午前三時四十分すぎ。会期を一日間延長しての審議は十六時間に及び、各議員は疲れた表情で議場を後にした。
二十四日午前零時十分、本会議が再開された。総務委員会の委員長報告のため壇上に立った来代正文氏(自民県民会議)は「時間も時間なので少々省いて報告させていただきます」。前日午前の再開時からすでに十三時間近くがたち、各委員長の報告が続く間、議員は目をこすったり、あくびをしたり。
徹夜議会は、戦後五十年の決議案の扱いをめぐり意見が割れた一九九五年の六月定例会以来。ひな壇に座る理事者側の一人は小休中に「何もしゃべる場面がなくても結構緊張感があります」と苦笑いを浮かべる。
元知事汚職事件の刑事記録を引用して代表質問をしたとして、前日に「三日間出席停止」の懲罰を受けた山田豊氏(共産)は、本会議や委員会に出席できないため、ずっと控室で待機。「懲罰は県民への挑戦だという立場で、汚職構造の解明に全力を尽くす」と力を込めながら成り行きを見守った。
議長、副議長の選出などを終え、午前三時四十三分にようやく閉会。中谷浩治氏(自民県民会議)は「昔は徹夜議会もよくあったけど、最近では久しぶり。懲罰委員会では委員長も務め、正論がぶつかり合う議論でいい勉強をさせてもらった。大きな人生経験になった」と最長老らしく振り返った。
午前四時前、各会派へのあいさつを終えた飯泉嘉門知事は「疲れましたか」と報道陣から聞かれると「いや、絶好調」。しかし、県立中央病院の医療ミスや県職員の逮捕で陳謝したことに質問が及ぶと「重い議会だったね」と渋い表情を見せた。
徳島新聞、3月24日