もみじ川温泉1135万円赤字 03年度決算、水道水混入で客離れ
相生町大久保の温泉宿泊施設・もみじ川温泉の二〇〇三年度決算が千百三十五万円の赤字に転落した。同温泉を運営する第三セクター・株式会社もみじ川温泉が二十一日、開いた株主総会で社長の久龍直通町長が明らかにした。昨年九月、同温泉で温泉水に水道水を混ぜていたことが発覚し利用客が離れたことや、源泉からの送水設備の修繕費用がかさんだことなどが響いた。総会では、赤字決算や〇四年度の事業計画を承認した。
決算報告書によると、〇三年度の総売上高は一億二千三十三万円で、前期比二千二百二十九万円(15・6%)の減収。営業外費用なども含めた経常収支は、二〇〇〇年に改装して以来、初めて三十九万円の赤字になった〇二年度を大きく上回る額となった。
宿泊・日帰り入浴客は近年、景気低迷などの影響でじわじわと減っていたが、水道水の混入問題が明らかになった九月は前月の九千三百四十人から四千六百七十三人(前年同期比千六百十九人減)に半減。売上高も六百六十六万円(同三百五十六万円減)にまで落ち込んだ。
十、十一月に無料入浴券を配るなどして盛り返したが、十二月以降は一カ月当たり七千人台から五千人台で推移した。また、目詰まりした送水管や老朽化したポンプの修繕に八百八十万円の費用が掛かった。
〇四年度の事業計画では、定休日(毎月第三火曜日)前日の入浴料金を無料にするほか、リニューアル五周年イベントを開催するなどの集客対策をし、〇三年度よりも約一千万円多い一億三千万円の売り上げを見込んでいる。退職を予定している正職員一人の補充をせずに人件費を抑える一方、仕入先の見直しなどをして二百六十万円の黒字化を目指すとしている。
久龍町長は「水道水混入問題では、利用者の皆さんに多大なご迷惑をお掛けした。従業員一同、信頼回復とサービス向上に努め、本年度は黒字を回復したい」と話している。
徳島県内のニュース (5月22日付)
投稿者 聞きかじり : 2004年05月23日 00:00