今日になって「かわら版」の存在を知りました。
これで29日の内容に気をもむ必要はなくなりました。
「後になって考えれば、私たちの方としても、経験不足により、手続き上適切でない部分もあったと反省しています。」
「私たちの会派で議論した結果」
本当に会派の理解を得られていたとすれば、ご本人の動議などと言う手段をとる必要はなかったと思います。
その上で動議を出されたことが議会の理解を得られない行為だったと理解しています。
それ以外の主張には共感できることが多いので、ぜひ議会の理解を得て政策を実現していただきたいと期待しています。
『パネル事件』の真相。
『そんな馬鹿な!?』
遅くなってしまいましたが、今回は6月議会で起こったrパネル事件』について、報告いたします。
事件の概略については、主要新聞四紙にて報道されましたのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。
事件は、6月7日に起こりました。
私は、7日午後から、本会議で質問を行う予定でした。
そのため、当日朝、議会に質問の際に用いる補助資料として、「パネル」を持ってきたところ、それを見た一部の方々から、『事前に根回しをしておいたほうが良い』という意見をいただきました。
パネルは、区の河川側道や公(↓産経新聞6/9朝刊記事)園の整備状況を他区と比較するため、川や公園の写真を拡大したものでした。
物議を醸すような写真ではありませんし、我が区では、質問の補助資料の持込は、事前に了解を得るような必要もなく認められてきたのが慣例でしたので、根回しの必要など無いと考えていました。
しかし念のため、事務局・議長に報告したところ、「議会運営委員会を開いてもらいたい」という意外な意見が伝えられました。
そのため、午前中の議会が終わった昼休みに、議会運営委員会が開かれました。委員会では、「補助資料の利用は、議員の当然の質問の権利であり、議運などに諮る必要もなく、そのまま本会議で使ってもらって構わない」という賛成意見が他会派からも出されました。
しかし自民党・公明党からは、「パネルそのものについては異議はないが」という意見とともに、「前例にない』「事前に報告が無かった」という、とても理解し難い、感情的な反対意見が出されました。
「パネル利用については、なんら法律や規則で制約がされておらず、かっ議事進行上なんら支障を生じるようなものでもない。
加えて、区議会の慣例として補助資料の持込は議員各自の判断に委ねられてきた。にもかかわらず、明確な根拠も示さずに議員の質問権を制限するようなことはありえない。」と我が会派も反論しましたが、十分な議論もないままに、過半数を有する自公の反対によって、私のパネル利用は禁じられてしまったのです。
まさに、『そんな馬鹿な1?』という状況でした。
その後、私たちの会派で議論した結果、「明確な根拠を示すことなく、議員の権利を制限するような議運の決定を認めるわけにはいかない。」「このままでは、葛飾区議会の歴史に、『悪しき前例主義』の汚点を残す』という意見が出されました。
そこで会派として、『議会運営委員会の決定を覆す動議』を出すことを決め、再開された本会議の冒頭で私が代表として動議を提出しました。
しかし、その動議の中身が議論されることはありませんでした。
議長の許可を得て動議を提出したにも関わらず、自民党議員からは、「動議として認めるべきではない。」という意見が出されるなど議場が混乱し、本会議は休会とされてしまったのです。
休会後、動議の扱いを巡って議論が続けられましたが、議論が深まることはなく、「生意気だ」「動議を取り消せ」「会派から、役職を取り上げるぞ」と言った、およそ議論の本筋とは関係のない、罵倒・脅しが我が会派に対して繰り返されました。
言うまでもなく、動議を出すことは会派の当然の権利ですし、議長の了解を得ている以上、動議の提出自体を否定することなど不可能です。
感情論や政治的思惑ばかりが先にたち、混乱が翌日の昼過ぎまで続く事態となりました。
そして再会された本会議において、私たちは、自公に対し、せめてパネル利用を禁じるだけの理由を明らかにすべく、『討論』を行うことを求めましたが、自公は反対意見を述べることすらせず、私たちの動議は自公によって否決されました。
私はその後パネルを使わず本会議質問を行いました。議論の場である議会が、議論することから否定してしまったのです。
事件が終了後、時間の経過とともに、いろいろな事情がわかってきました。
自公内にも、私のパネル利用に対して多くの賛成者がいたり、不毛な衝突を収拾し建設的な方向に向けようと調整して下さっていた方々がいらっしゃったことがわかりました。
後になって考えれば、私たちの方としても、経験不足により、手続き上適切でない部分もあったと反省しています。
また今回の混乱で、議会を傍聴に来ていた区民の方々や、区役所職員に対して迷惑をかけたことについては、私たちにも大きな責任があると自覚をしています。
しかし、信念を持ってやったことですし、多少やり方に拙い部分があったにせよ、パネルの利用を主張したことと議運の決定を覆す動議を提出したことについては全く後悔をしておりません。
問題は、議会に巣食う、『前例(踏襲)主義』。
私たちははじめから、今回の問題の本質は、『パネル利用の是非』などではない。
明確な根拠も示さずに、『前例に無い』などという理由で議員の権利を制限するような、『前例(踏襲)主義』こそが、問題の本質である。』という点を主張してきました。
葛飾区議会に限らず、この1〜2年の間、都内でも幾つかの自治体議会で同様の事件が起こっているのですが、その根本には、自治体議会が、とても内向きな『前例主義』という「ムラ社会の論理」で運営されている、という問題があるのです。
この問題を解消するため、私たちは民主党区議団として、今回の事件を総括し次頁の議会改革プランを取りまとめました。
今後、このプランを我々の所属する議会会派で議論したのち、議会全体に提案していきたいと思います。
今回の混乱の責任は、このプランを、促進・実現することで、果たして行きたいと考えています。
(←問題のパネルです。これの何が問題なんでしょう??)
「議会改革3力条」の提案
現在の区議会の問題点を一言で言えば、それは、「議員に都合が良い議会」であって、「区民にとって良い議会」にはなっていないという点です。前例主義で様々な新しい試みを否定するということは、議会内の秩序を安寧に保つためには有効です。新しい試みを抑制すれば、自然と議員間の競争は抑えられ、競争に伴う、議員間・会派間の摩擦を封じることができます。しかし、区民の側から見れぱ各議員が競い合って、各自の主張をより広めるための努力を重ねるような、「競争と創意工夫」が溢れるような活発な議会の方が、より望ましいと思います。キーコンセプトは、
「ムラ社会的な内向きの議会」ではなく、「区民に開かれた、区民本位の議会」です。
議会改革3力条
〜「ムラ社会の論理」を脱して、区民に開かれた議会へ〜
1.「前例(踏襲)主義」の否定
前例主義は、議員各自の創意工夫に基づく新しい試みを抑制し、議会を不活性化させます。
また、法律や規則で規制されていないことを、「前例にない」という理由で禁じることは、自由主義や民主主義の理念にも反します。
『法律やルールで禁じられていないこと以外は制約されない』ということは、自由主義の基本原則です。
また、民主主義社会では、規則が、誰かの独断で運営されないように、しっかりと明文化されていなければなりません。
もちろん、社会には不文律や慣習という大切なものがありますが、区民の信託を受けた議員の活動を制約するためには、法律や規則(それに順ずるもの)等の明確な根拠が必要です。
『前例に無い』などという理由で、議員の活動が簡単に制約されることなどあってはならないのです。
議会改革の第一歩は、まずこの、「前例主義』を否定することを皆で確認することから始まります。
2.情報公開の促進
議会の情報を区民の方々が得ようとする場合、多くの障壁があります。
こういう障壁をなくし、区民の方々が簡単に議会の状況を知ることができるようにする、情報公開の促進が必要です。
・委員会議事録を、区議会HP上で公開する。
・本会議場の傍聴席からの、撮影・録音を自由に行えるようにする。
3.IT化への対応
議会も、時代の変化に応じて、変わっていくことが大切です。
ITを活用して、情報社会に相応しい議会に進化する必要があります。
・本会議の状況を、HP上で中継する。また、そのデータは、議事録の補助資料として、保存・公開する。
・パソコンのプレゼンテーションソフト(パワーポイントなど)を、本会議上で活用できるようにする。
・委員会室へのパソコン持込を認める。