朝日新聞大阪版から。
堺市議会は21日、本会議を開き、3会派がそれぞれ議員提案していた市議の月額報酬や定数を削減する3議案について、いずれも賛成少数で否決した。
田中たけよしの激辛レポート
長谷川俊英
もとまつ洋一
ブログ中井国芳 「僕の週刊誌」/「時の話題」、折角のブログなのに何も書かれていない。
堺市議会は21日、本会議を開き、3会派がそれぞれ議員提案していた市議の月額報酬や定数を削減する3議案について、いずれも賛成少数で否決した。厳しい財政状況の中、市は管理職以上の給与カットを来年度以降継続し、市民に対しても医療費助成削減などの負担増を決めている。議会だけが現状維持となる結果に、傍聴者からは「あきれた」との声も漏れた。
議員提案していたのは公明(13人)、フェニックス民主(9人)、自民党堺市議団(5人)の3会派。
各会派の提案内容は、公明が次期市議選から現在の定数52を2減▽フェニックス民主は、05年1月から06年3月まで現在の議員の月額報酬78万円を5%減▽自民党堺市議団は同期間に議員報酬を20万円減、としていた。これらの案で節約できるお金の額は、公明案では次期市議選が実施される07年春以降に毎年約1870万円▽フェニックス民主案は約4070万円▽自民党堺市議団案は約2億685万円。
16日の市議会総務委員会では公明案が賛成多数で可決されたが、本会議では三すくみの状態となり、いずれも過半数に達しなかった。
否決の理由について、公明は「定数削減による競争で議員の資質向上を目指すべきだと考え提案した。報酬削減は一時的な効果しか生まれず、パフォーマンス的要素が強い」。フェニックス民主は「他市の削減額を参考に9月議会の時点で最も早く提案した。調整の時間は十分あったのに、なぜ他会派が12月議会に提案してきたのか疑問」。自民党堺市議団は「合併する美原町出身議員の報酬は58万円で、堺市議も同額にすべきだとして提案した。他会派の案には賛成できない」としている。
否決を受けて、フェニックス民主案に賛成した長谷川俊英、田中丈悦(いずれも無所属)の2市議は、民主案に沿って来年1月から15カ月間、報酬5%の受け取り辞退を表明した。
本会議を傍聴していた女性(52)は「それぞれ削減を提案しながら結局、3案とも否決とは信じられない。市民の感覚からは離れており、あきれて物が言えない」と話していた。